やっと過去の話になったので、ここに書き留めておきます。

「好きな物や人を、好きでいるために、好きな物と距離をとる」

前十字靭帯再建の手術するまでは全く考えもしなかった。

術後歩けるようになってJAM(交流型練習会)へ行って感じた、初めての感情。

あんなにみんなで蹴るのが好きで、2008年からずっと通い続け、

今では主催となった「関西JAM」が、全然楽しくない。

リハビリ期間初期のほぼ何も出来ない状態で参加したJAM。

それでも多少はボール触れるしと思ったものの、想像以上に楽しくない。

【減量期間のプロボクサーが高級料理食べ放題を目の前で楽しく食べられている気分。】

これや…。

楽しくボールを蹴ろうという場で、やりたくて仕方ない技の数々を

楽しそうに蹴っているみんなが心底羨ましかった。

ボール蹴ることを禁止され、半年でどんどんとスキルが落ちる。

それが明確にわかっている中では、なかなか辛い。

こりゃメンヘラになるわ〜

と思いましたね。笑

なので、主催している関西JAM以外のJAMやイベントには足を運びませんでした。

こんな自分勝手な感情で、好きな人達を嫌いになるのはもったいない。

ただ、僕に合わせて

唯一練習できる技を一緒に練習してくれた人達。

神かよ…って思ってました。

ありがとうございます。

救われてました。

「フリースタイルフットボール」の現場？からは少し距離を取りましたが、

できる事が増えたタイミングで練習会を企画しました。

僕も本気で練習します。

一緒に練習したい人いませんか？

そんな呼びかけにサッカー少年少女が参加してくれました。

もちろん交流をするわけなんですが、

名目は「本気のトレーニング」なので楽しかったです。

その雰囲気も良かったのか、

子供たちはめちゃくちゃ集中して練習してくれました。

そこに参加してくれたフリースタイラーもいました。

もちろん本気のトレーニングです。

ワイワイ好きなことをして遊ぶ。

それももちろん楽しいけど、

「一緒に切磋琢磨して本気で上手くなろう」

そんな環境が今の僕にとっては、いつも以上に本当に楽しかった。

7月9日で遂に術後半年を迎えます。

術後５ヶ月目の段階で軽めのリフティングの許可が出て

今では出来る事が増えました。

まだまだ「フリースタイルフットボール」としては２,３割程度しか

出来ることはありませんが、

リフティングができる。

これが何より嬉しい。

7月後半にはイベント出演。

8月頭は毎年お世話になっているダンスショーの10周年に出演。

8月18日は約1年ぶりの大会参加。

復帰まであと少し。

丁寧に１つずつ進めていきます。

出来ないことだらけの中、

出来ることを見つけて、

それだけで組み立てる。

そんな期間があったな〜と

いつか懐かしめるように。